AIについて少し分かってくると、次に気になるのが、
「結局、AIって何ができるの?」
「自分の生活や仕事でも使える?」
「ChatGPTみたいなAIを何に使えばいいの?」
ということではないでしょうか。
AIにできることは、質問に答えることだけではありません。
文章を考えたり、長い内容を整理したり、アイデアを出したり、画像を作ったりと、さまざまなことを手伝ってくれます。
前の記事では、「AIにはどんな種類があるのか」を紹介しました。
この記事ではそこから一歩進んで、AIを使うと実際にどんなことができるのかを、身近な例と一緒にやさしく紹介します。
分からないことを質問できる
AIの最も分かりやすい使い方の一つが、質問することです。
たとえば、
「ふるさと納税って何?」
「パソコンのメモリって何のためにあるの?」
「この言葉をもっと簡単に説明して」
といった質問をすると、内容を整理しながら説明してもらえます。
検索エンジンでは、複数のページを見ながら自分で情報を探したり、比較したりすることがあります。
一方、会話型のAIでは、知りたいことを文章で質問し、そのまま追加の質問を重ねることができます。
「もっと簡単に説明して」
「小学生でも分かるようにして」
「具体例を入れて」
といったお願いもできます。
自分が理解しやすい形に説明を変えてもらえるのは、AIの便利なところです。
ただし、AIの回答がいつでも正しいとは限りません。
特に重要な情報については、自分でも確認することが大切です。
長い文章を分かりやすくまとめてもらえる
長い文章を読むのが大変なときにもAIは役立ちます。
文章を渡して、
「要点を3つにまとめて」
「初心者にも分かるように説明して」
「重要な部分だけ教えて」
とお願いすると、内容を整理してもらえます。
たとえば、
- 長い資料
- 説明文
- 会議のメモ
- 自分で書いた文章
- 勉強している内容
などを整理するときに便利です。
大量の情報を最初からすべて読むのではなく、
まずAIに全体像を整理してもらい、そのあと必要な部分を自分で確認する
という使い方もできます。
文章を考えてもらえる
AIは文章作りも手伝ってくれます。
たとえば、
「会社に送る丁寧なメールを考えて」
「友達へのお礼の文章を作って」
「この文章を読みやすく直して」
といったお願いができます。
最初から文章を全部作ってもらうだけではありません。
自分で書いた文章を、
- 丁寧にする
- 短くする
- 分かりやすくする
- 柔らかい表現にする
- 誤字や不自然な部分を確認する
といった使い方もできます。
文章を書くのが苦手な人でも、
「何を書けばいいか分からない」という最初の状態から抜け出す手助け
としてAIを使えます。
完成した文章をそのまま使う必要もありません。
AIに下書きを作ってもらい、自分らしい言葉に直す使い方でも十分です。
アイデアを一緒に考えてもらえる
AIは「答えを教えてもらう」だけでなく、アイデアを出す相手としても使えます。
たとえば、
「休日に家でできることを10個考えて」
「冷蔵庫に卵とキャベツがある。料理を考えて」
「ブログの記事タイトルをいくつか考えて」
といった相談ができます。
一人で考えていると、どうしても同じような案ばかり思い浮かぶことがあります。
そんなときにAIへ相談すると、自分では考えつかなかった方向から案が出てくることもあります。
AIに決めてもらうのではなく、自分が考えるためのヒントを増やしてもらう。
この使い方は、AIをまだ使い慣れていない人にもおすすめです。
情報を整理したり比較したりできる
いくつかの選択肢があって迷っているときにもAIを使えます。
たとえば、
「この3つの違いを表にして」
「メリットとデメリットを整理して」
「初心者向けに比較して」
とお願いできます。
文章だけでは分かりにくい情報も、
- 表
- 箇条書き
- 項目ごとの比較
- メリット・デメリット
などに整理してもらうと理解しやすくなります。
旅行の予定や商品の比較、勉強内容の整理など、さまざまな場面で使えます。
ただし、価格や制度、営業時間などの変わりやすい情報については、AIの回答だけで決めず、最新の公式情報も確認しましょう。
翻訳や言い換えができる
AIは外国語を日本語にしたり、日本語を外国語にしたりすることもできます。
さらに、
「直訳ではなく自然な日本語にして」
「旅行で使える簡単な英語にして」
「もう少し丁寧な表現にして」
といったお願いもできます。
また、外国語だけでなく、日本語を分かりやすく言い換える使い方もできます。
難しい文章を、
「専門用語を使わずに説明して」
とお願いすることもできます。
言葉の意味を理解したり、伝え方を考えたりするときの補助としてAIを使うこともできるのです。
画像を作ったり編集したりできる
AIには文章だけでなく、画像を扱えるものもあります。
たとえば、
「夕焼けの海辺にある小さなカフェ」
のように、作りたい画像を文章で伝えると、その内容に合わせて画像を生成できます。
サービスによっては、
- 新しい画像を作る
- 画像の一部を変更する
- 不要なものを消す
- 背景を変更する
- デザイン案を作る
といったこともできます。
絵を描くのが苦手な人でも、イメージを言葉で伝えることで画像作りに挑戦できます。
ただし、作った画像を公開したり仕事で利用したりするときは、著作権だけでなく、利用規約や商用利用の条件なども確認することが大切です。
プログラミングやパソコン作業を手伝ってもらえる
AIは、少し専門的な作業にも利用されています。
たとえばプログラミングでは、
「このコードの意味を説明して」
「エラーの原因を考えて」
「こういう動きをするコードを作りたい」
といった相談ができます。
プログラミングを仕事にしている人だけでなく、これから勉強を始める人が分からない部分を質問する使い方もできます。
またAIは、プログラミング以外にも、表にする項目を整理したり、作業手順を考えたりするなど、パソコンを使った仕事の補助にも活用できます。
AIは専門家の代わりになるというより、作業を手伝ってくれる補助役として使う
と考えると分かりやすいでしょう。
仕事や日常の「ちょっと面倒」を減らせる
AIは、特別な仕事にだけ使うものではありません。
献立を考えたり、予定を整理したり、文章の下書きを作ったりと、日常の小さな作業にも使えます。
一つ一つは些細なことでも、
「自分で全部考えると少し面倒なこと」を手伝ってもらう
だけで、時間や負担を減らせることがあります。
最初から難しい使い方を覚える必要はありません。
AIに全部任せればいいわけではない
ここまで紹介してきたように、AIにはさまざまなことができます。
ただし、
「できる」ことと「正しくできる」ことは同じではありません。
AIは間違った回答をしたり、こちらの意図とは違う内容を出したりすることがあります。
そのため、
AIに作ってもらう
↓
自分で確認する
↓
必要なら修正する
という使い方が基本です。
AIを安全に使うときの注意点については、「AIは危険?」の記事でも詳しく紹介しています。
AIにすべて任せるのではなく、最後に確認して判断するのは自分という考え方を忘れないようにしましょう。
まずは一つ、AIにお願いしてみよう
AIにできることはたくさんあります。
でも、最初から全部を覚える必要はありません。
まずは、
「今日の夕飯を考えて」
でも、
「この文章を分かりやすくして」
でも構いません。
自分が普段少し面倒だと感じていることを、一つだけAIに相談してみる。
そこから、
「こんなこともできるんだ」
と少しずつ使い方を広げていけば十分です。
AIは、使いこなさなければいけないものではなく、自分が必要なときに助けてもらうための道具です。
まずは身近なところから使ってみてください。
そして、AIにはできることがたくさんある一方で、当然ながら苦手なことやできないこともあります。
次の記事では、「AIにできないこと・苦手なこと」を詳しく見ていきます。
