AIにできないこと・苦手なこと|初心者が知っておきたいAIの限界を解説

AIにできないこと・苦手なことを初心者向けに解説する記事のアイキャッチ

AIにできることを知ると、

「それなら、ほとんど何でもAIに任せられるんじゃない?」
「AIがあれば、自分で考えなくても大丈夫?」

と思うかもしれません。

でも、AIは何でもできる万能な存在ではありません。

前の記事では、「AIにできること」を具体例と一緒に紹介しました。

今回はその反対に、AIにできないことや、あまり得意ではないことを見ていきます。

ここで一つ覚えておきたいのは、AIのできることは、使うサービスや機能によっても変わるということです。

そのためこの記事では、「絶対にできないこと」だけではなく、

  • AIが苦手なこと
  • 間違える可能性があること
  • AIだけに任せない方がいいこと

も含めて紹介します。

できることと苦手なことの両方を知っておくと、

「ここはAIに手伝ってもらう」
「ここは自分で確認する」

という使い分けがしやすくなります。

目次

AIの回答はいつでも正しいわけではない

まず覚えておきたいのが、

AIは間違えることがある

ということです。

AIは、とても自然な文章で回答してくれます。

そのため、内容が間違っていても、正しい情報のように感じてしまうことがあります。

たとえば、

  • 存在しない情報を、事実のように答える
  • 数字を間違える
  • 人物や出来事を取り違える
  • 質問の意味を勘違いする
  • 確かな情報がないのに、それらしい答えを作る

といったことがあります。

文章が自然だからといって、内容まで必ず正しいとは限りません。

特に大切な情報については、

「AIがそう言っていたから正しい」ではなく、自分でも確認する

ことが大切です。

最新の情報を必ず知っているとは限らない

AIに質問すると、最近の出来事についても答えてくれることがあります。

しかし、

すべてのAIが、いつでも最新の情報を確認して答えているわけではありません。

AIによってはインターネットを検索できるものもありますが、利用しているサービスや機能によって、参照できる情報は異なります。

そのため、

  • 今日のニュース
  • 商品の現在価格
  • 店舗の営業時間
  • 制度やルール
  • サービスの料金や内容
  • スポーツの最新結果

など、時間によって変わる情報には注意が必要です。

AIから答えをもらったとしても、

「今も本当にそうなのか?」

を公式サイトなどで確認する習慣を持っておくと安心です。

計算や数字を間違えることがある

AIは計算問題にも答えられます。

また、AIによっては計算専用の機能やツールを使えるものもあります。

それでも、

数字が出てきたからといって、必ず正しいとは限りません。

会話の中で複雑な計算をしたときに数字を取り違えたり、こちらが伝えた条件を違う意味で受け取ったりすることがあります。

たとえば、複数の商品にそれぞれ違う割引率が設定されている場合など、条件が増えるほど数字や条件を取り違える可能性があります。

特に、

  • お金
  • 割合
  • 税金
  • 契約
  • 仕事上の重要な数字

などでは、

AIの答えをそのまま使わず、別の方法でも確認する

ことが大切です。

AIは計算を手伝ってくれることはありますが、確認が不要になるわけではありません。

あいまいな指示では思いどおりにならないことがある

AIはこちらの頭の中を直接見ることはできません。

たとえば、

「いい感じの文章にして」

とだけお願いしたとします。

でも、自分が考えている「いい感じ」と、AIが作った「いい感じ」が同じとは限りません。

そんなときは、

「もう少し短くして」
「初心者向けにして」
「柔らかい言葉にして」
「具体例を入れて」

など、条件を追加すると回答が変わります。

つまり、

AIが苦手なのではなく、こちらの希望が十分に伝わっていない場合もあります。

一度で完璧な答えが出なくても問題ありません。

会話しながら少しずつ、自分の希望に近づけていくことができます。

人間と同じように気持ちを感じているわけではない

AIに悩みを相談すると、

「それは大変でしたね」

「こう考えてみるのはどうでしょう」

と、人の気持ちに寄り添うような文章を返してくれることがあります。

こうした返答によって、考えを整理しやすくなることもあります。

ただし、

寄り添うような文章を返せるからといって、人間と同じように感情を持っていると考える必要はありません。

AIは、入力された内容などをもとに、その状況に合う回答を生成しています。

そのため、人間関係や気持ちに関する問題についても、

AIだけで相手の本当の気持ちまで完全に判断できるわけではありません。

AIに相談して考えを整理することはできます。

でも、最後にどうするかを決めるのは自分です。

AIはあなたの状況をすべて知っているわけではない

AIに、

「転職した方がいい?」

と質問したとします。

このとき、AIがあなたについて知ることができるのは、基本的に会話の中で伝えた内容や、そのサービスで利用できる情報の範囲です。

たとえば、

  • 今の仕事内容
  • 給料
  • 職場の人間関係
  • 家庭の事情
  • 将来やりたいこと
  • 生活に必要なお金
  • 自分が何を大切にしているのか

といったことを、何も伝えずにすべて理解してもらうことはできません。

情報が少なければ、それだけ回答も一般的なものになりやすくなります。

AIは、あなたの人生や状況をすべて知ったうえで答えているわけではない

ということを覚えておきましょう。

大切な判断はAIだけに任せない

AIは、選択肢を整理したり、考える材料を出したりすることができます。

しかし、

人生や仕事に関わる大切な判断まで、AIだけに任せるべきではありません。

たとえば、

  • 大きなお金に関する判断
  • 仕事に関する重要な決断
  • 契約に関する判断
  • 健康に関する重要な判断
  • 法律に関わる判断

などです。

こうした内容では、AIの回答だけで決めるのではなく、必要に応じて公式情報を確認したり、専門家へ相談したりすることが大切です。

AI自身が、その判断の結果に責任を負ってくれるわけではありません。

だからこそ、

AIは「代わりに決めてもらう相手」ではなく、「判断するための材料を増やしてくれる相手」

と考えると分かりやすいでしょう。

AIによって苦手なことも違う

すべてのAIが同じ能力を持っているわけではありません。

文章を扱うことが得意なAIもあれば、画像制作やプログラミングなど、特定の分野に強いAIもあります。

そのため、あるAIでうまくできなかったからといって、

「AIにはできない」

と決めつける必要はありません。

別のAIや別の機能なら、できる場合もあります。

つまり、

「AI全体ができないこと」と「そのサービスが苦手なこと」は分けて考える

ことも大切です。

AIの種類については、以前の記事「AIには何がある?」で詳しく紹介しています。

AIにできないことを知ると、もっと使いやすくなる

ここまで読むと、

「意外とAIにも苦手なことが多いんだな」

と思うかもしれません。

でも、それで問題ありません。

電卓には電卓の得意なことがあり、検索エンジンには検索エンジンの得意なことがあります。

AIも同じです。

何でも任せようとするのではなく、

得意なところを手伝ってもらい、苦手なところは自分で補う。

この使い方ができれば、AIはもっと便利になります。

「何でもできないから役に立たない」のではありません。

何が得意で、何が苦手なのかを知って使うことが大切なのです。

AIの答えを「完成品」だと思わなくていい

AIを使い始めたばかりのときは、

「AIが出した答えだから、これが正解なんだ」

と思ってしまうことがあります。

でも、AIの回答を最初から完成品だと考える必要はありません。

たとえば、

「まず案を出してもらう」

「自分で確認する」

「必要なところを直す」

という使い方でも十分です。

文章なら、自分らしい言葉に書き直す。

比較表なら、数字が正しいか確認する。

アイデアなら、その中から自分で選ぶ。

このように、

AIと人間が、それぞれ得意な部分を担当する

と考えると使いやすくなります。

AIにできないことがあるからこそ、人間が確認したり、考えたり、判断したりすることが必要なのです。

AIの限界を知れば、もっと上手に使える

AIには、できることもあれば苦手なこともあります。

大切なのは、

「AIは危険だから使わない」

と必要以上に怖がることでも、

「AIが言ったことだから全部正しい」

と信じきることでもありません。

便利なところは使う。
分からないところは確認する。
最後は自分で判断する。

このくらいの距離感で十分です。

AIを安全に使うときの考え方については、「AIは危険?」の記事でも詳しく紹介しています。

AIの限界を知ったうえで、自分で確認しながら使う。

できることと、できないこと。

両方を知っておくことで、AIはもっと使いやすい道具になります。

次の記事では、さらに一歩進んで、「AIを仕事に取り入れる方法」を初心者向けに見ていきます。

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